判例・裁判例– tag –
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執行役員が労基法上の管理監督者に該当すると判断された事例
企業の管理職の中でも「執行役員」が労働基準法上の「管理監督者」に該当するかどうかは、実務でもしばしば論点となる重要なテーマです。 今回は、静岡地方裁判所が令和6年10月31日に下した判決を通じて、執行役員の「管理監督者性」が具体的にどう判断さ... -
年次有給休暇に対する時季変更権の行使が違法ではないとされた事例
年次有給休暇(以下、年休)は従業員の大切な権利であり、企業にはその取得率の向上が求められています。一方で、事業の正常な運営を妨げる場合、企業には時季変更権が認められています。しかし、この時季変更権の行使が適切かどうかは、しばしば議論の的... -
定期昇給等の労使慣行が否定された事例
学校法人に勤務する教員らが、平成28年度から令和元年まで定期昇給及び特別昇給が行われなかったことを不服として、東京地裁に訴えを提起しました。教員らは、同法人が労働契約または労使慣行に基づいて定期昇給と特別昇給を行う義務があると主張しました... -
有期雇用労働者(時給契約社員)に寒冷地手当を支給しないことは違法?
時給制の契約社員に寒冷地手当を支給しないという企業の方針について、改正前の労働契約法第20条に違反するかどうかが争われた裁判で、令和5年7月20日、東京地裁は労働者の請求を棄却しました。裁判所は、正社員に寒冷地手当を支給する一方で、時給制の契...
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